公務員試験対策<論作文>問題集

この記事は、饗庭の『論作文演習』において過去に出題された問題および内容のヒント・段落要素構成例を再録したものである。途中から『論作文演習』に参加した者が、参加以前に出題された問題で答案を作成するための記事である。よって、この記事の購入者の文章を饗庭が添削することを大前提としている。また、2012年以降の饗庭の論作文(小論文)基本講義を受講していることも前提である。したがって、この記事では論文・作文の書き方を述べてはいない。

ただし、「論作文の書き方よりも、そのネタを豊かにしたい」と考え、尚且つ、添削は他の方にしてもらうつもりであるのなら、どなたに購入していただいても結構だ。

掲載問題数は本体の演習が進むと増える。2012年6月18日時点で問題数は<21>問である。

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世界史

※この記事の全文は有料である。ここでは前書きと本文のサンプルを公開する。なお、この著作の購入分は、以下のものより文字が大きめになってある。


    公務員試験対策
    正文集 『世界史』





 この著作は、公務員試験『世界史』問題に準拠した、167個の正文集である。その約4分の3は選択肢2つ分の分量(250字前後)なので、実質的には約300個の選択肢に相当する内容である。試験問題は1題につき選択肢5つ。すなわち、この著作を読めば、いわば過去問60題分の選択肢を、正文に直された形で、内容の重複なく読むことになる。

 この著作は1時間から1時間半で読めるだろう。ゆっくり読んでも2時間で読める。何度も繰り返し読むには最適の量である。

 その内容も、正解の選択肢1つを見きわめるだけなら、これで十分というものにした。過去問の選択肢で言及されているからといって、すべてを覚える必要はない。4つの不正解選択肢の、間違っている箇所すべてが指摘でなくても良い。解答時に
「自分が知らないことには、判断をくださない、○とも×とも思わない、完全に無視する」
という姿勢さえ貫くことができるのなら(これは案外難しいが)、例外はあるとはいえ、驚くほど少ない知識量で正解選択肢は見きわめられる。

 この著作はその「驚くほど少ない量」を、整理したものである。たとえ、過去問で使われたことのある用語でも、また歴史的に重要な事柄でも、各選択肢の正誤の見極めに直接影響しないものは大胆にカットした。その最少限の知識は選択肢風に短い文章で167の項目にまとめた。
 ただ、記憶しやすいようにするために、実際の選択肢よりはやや説明口調になっている。また、その記憶しやすさのために、できるだけ各項目に用語のつながりを持たせ、各項目につけたタイトルもできるだけ統一感をもたせた。すなわち、君が「流れ」を意識できるようにした。
 さらに、各章冒頭に書いた≪視点≫によって、より「流れ」を意識できよう。この著作は、大胆に知識量を削ったからこそ、歴史事項を単に時系列で羅列したものにせず、通史的視点を加えたものにした。その通史的視点は、特に世界史選択での大学受験を経験したことのない初学者には、良い記憶の補助となろう。

 それではこの著作を使った学習の方法論と解答の方法論を述べていく。


≪準備≫

1) まず世界史に取り組む大前提として、必ず『地理』の学習と並行すること。内容に重複箇所があるということもポイントだが、それ以上に国々や都市の位置関係を把握するためだ。世界史の学習をし始めれば分かるが、地理がわかっていないと勉強しづらい。地理がわかっていると、記憶のための理解が身につく。

2) できれば高校の授業で使ったのと同じ図説を用意してほしい。並行して年表を見れば、前後関係が明確にできる(ただし、年号はごく一部を除いて覚える必要はない)また、図や写真を眺めるだけでも記憶を定着させやすい。『文学・芸術』科目で点数を取るつもりなら図説は尚更必要となろう。
 ただし、『文学・芸術』の学習が不必要の方で、文字だけの学習でも大丈夫という方は、無理して図説を用意する必要はない。一度、この著作と過去問集だけで学習を進めてから、図説を使うかどうか判断しても良い。

3) その過去問集を用意する。ここでは、実務教育出版の『過去問ダイレクトナビ 世界史』の使用を前提とする。


≪解答の方法論≫

まずは学習法の前提となる解答の実際を以下に示す。

1. 選択肢の文中には、解答者を迷わせようとするだけで、実は選択肢そのものの正誤の判断には不必要な細かい知識が多々紛れ込んでいる。よって、積極法は使いづらい。知識分野全般に言えることだが、世界史は通常、消去法で正解を出す。

2. 消去法ということは、長い選択肢文の中から、たった1ヵ所だけ間違いがわかればよい。1ヵ所でもあれば×印をうっておく。

3. 「1ヵ所も間違いが見つからない。内容は完全に正しい」という選択肢でも、そもそも問いの答えになっていないので間違いということがある。たとえば、「19世紀におきた出来事を選べ」という問題で、選択肢の内容は歴史事項に完全に一致しているのだが実は18世紀におきた出来事、というような選択肢だ。『文章理解』などの科目でもよくある選択肢なので注意すべし。

4. 知識を絞り込んで頭に入れている君には、正誤が判断できない選択肢はままある。そのようなものは無視する。判断を下さない。○とも×とも思わず、?印でも書いて放っておく。5つの選択肢のうち、×が4つで?が一つなら、その?が正解。

5. ?の選択肢が複数出てきたら、積極法に切り替える。?の選択肢文の中で、ここは確実に正しいと思える箇所に下線を引いて○印をつけていく。選択肢の文中に何箇所の下線○印がつけられるか。より○印を多くつけることのできた選択肢を正解とする。

6. それでも判断できなければ、今までの経験のなかで、より頻出項目であると見なせる事柄について言及している方を正解とする。


≪学習の方法論≫

 饗庭は、『文章理解』と『経済原論』を除いて、原則的に「スキップ法」を戦略として採用している。スキップ法の詳しい内容は別稿に譲るが、要はよく言われる「広く浅く素早く、一通り科目全体を一周する」のではなく、「学習の周回が進むごとに学習項目を増やし、頻出項目を必然的に何度も(=深く)学習するようにする」やり方である。
 ただ、この著作は既にスキップする必要のないように内容も順番も構成しているので、この著作を信じて一字一句もらさぬよう学習してほしい。
 具体的な学習は以下の通りである。

 まずは、各学習項目ごとに<この著作を読む>→<過去問を解く>のセットで進めていく(できれば図説も少し眺める)。以下にこの著作の目次を掲げ、目次をもとにどの順番で周回していくかを『過去問ダイレクトナビ』の対応箇所とともに示していく。


  = 目次 =

<1> 中国史(18世紀:清の中期まで)
   A 古代中国
   B 諸制度と周辺諸国
   C 蒙・漢・満

<2> 近代世界史
   A 独立・革命・反動
   B 19世紀後半の欧米
   C 中国清朝末期
   D 帝国主義
   E 第一次世界大戦
   F 両大戦間の世界
   G 第二次世界大戦

<3> 世界大戦後
   A 地域紛争
   B アメリカ合衆国大統領
   C 現代

<4> 近世ヨーロッパ史
  A 芸術・科学・宗教
  B 西欧の君主
  C 植民地抗争
  D 東欧の君主

<5> 諸史
  A イスラーム教世界
  B キリスト教世界
  C 諸史(中世社会、古代史、朝鮮半島の王朝)


  = 進行 =

(1周目)<1>→<2>
(2周目)<2>→<3>→<4>
(3周目)<1>→<2>→<3>→<4>
(4周目)<2>→<3>→<4>→<5>
(5周目)<1>から全部
(6周目)<1>から全部
(7周目)問題集をいったん変える


  = ダイレクトナビ =

年度版によって異同は多少あるが、おおむね以下の『テーマ』に即している。
<1> 中国史(古代ー清)
<2> 近代社会の成長→中国史(清朝末期?現代)の前半→帝国主義と第一次世界大戦→ヴェルサイユ体制下の欧米
<3> 第2次世界大戦後の世界→中国史(清朝末期?現代)の後半→<3周目以降>各国史・人物
<4> 近代ヨーロッパの成立→絶対主義国家の展開→<3周目以降>各国史・人物
<5> イスラーム世界→ヨーロッパ世界の形成→キリスト教史→文化史・文化交流史→朝鮮半島史

⇒5周目以降は”最新情報 平成○年度注目問題”も含めて頭から全部解答していく。5周目以降なら、<過去問を解く>→<この著作の該当箇所を読む>の順に切り替えてよかろう。

⇒国家公務員に重きを置いている方を除いて、特に教養試験のみの方なら、7周目以降、2冊目の問題集に取り組んだほうが良い。2冊目は、人文科学(世界史・日本史・地理・文学芸術・思想)で1冊にまとまっているものなら何でも良い。


以下に補足を述べる。
・時間に未だ余裕のある方(本番まであと8ヶ月以上)は、この著作を?から順に読んで以上に述べた勉強に入る。
・過去問集の解説は、この著作に載っていないものについては読み流す。7周目以降になって、この著作にある事項は大体覚えたという自覚が出てきてから、この著作掲載分以外の知識を増やしていく。
・問題集をやっていると、この著作に乗っていない歴史用語が沢山出てくるが気にしない。いかに少ない知識で点数を取るか、という姿勢で学習を進めよ。選択肢をよく観察する癖があれば、驚くほど少ない知識量で正解は見きわめる。逆に観察力のない人は知識量に頼らざるをえない。公務員試験受験者なら前者を目指すべきであろう。公務員試験(一次)は、一般知能分野が重視されていることからでも分かるとおり、知識量よりは情報処理能力、つまり限られた知識で、与えられた情報をよく観察・分析する能力が試される。よって、ここで示す姿勢は公務員試験全体にも通じることなのである。
・原則、書くという作業もマーキング作業も行わない。どうしても覚えられない項目についてのみ、他の科目の分と一緒に手帳にメモしておく。
・作業がないかわりに、キチンとイメージしながら学習を進めてほしい。(これは全ての科目にいえることだが)

前書きは以上。


=本文サンプル=

<4章「近世ヨーロッパ史」B 西欧の君主>より






スペイン王フェリペ2世
カルロス1世の子フェリペ2世の時代(16世紀後半)に、アメリカ大陸から産出される大量の銀を背景にスペインは全盛期を迎える。まず、フィリピンを征服し、続いてオスマン帝国レパントの海戦で破って地中海の制海権を奪い返す。さらに、ポルトガル併合に成功。この隣国ポルトガルは海外進出の先輩国で、15世紀末には、ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路の発見でアジアに進出していたが、スペインはこれらも支配することとなり「太陽の沈まない国」となった。


ネーデルランド連邦共和国総督ウィレム
ネーデルランド(現在のオランダ・ベルギー)はハプスブルク家の領地ということもあり、スペイン王フェリペ2世が領有していた。彼は、もともとスペインがカトリック国ということもあり、ネーデルランドに重税を課した上でカトリックを強制。ゴイセン(カルヴァン派、A?7参照)を弾圧した。これに対しネーデルランド北部7州(オランダ)オラニエ公ウィレムの指導のもと、16世紀後半に独立戦争を起こしてネーデルランド連邦共和国の成立を宣言。この戦争は17世紀初頭まで続く。


イングランド女王エリザベス1世
ヘンリ8世の子エリザベス1世(A?8参照)は一部の大商人に商工業の独占権や貿易権を与える重商主義的な産業保護政策・保護貿易を行い、絶対主義的な王権の強化に成功。また、隆盛を誇ったスペインのフェリペ2世を牽制すべく、オランダの独立を支持したり、世界周航を成し遂げたドレークにスペイン船を襲わせたりした。フェリペ2世はアルマダ(無敵艦隊)にイギリスを攻めさせたが敗北し、以後スペインは没落、イギリスは世界帝国への一歩を踏み出す。なお、この時代はイギリス・ルネサンスという文化隆盛の時代で、シェークスピアなどが活躍した。





<1章「中国史」B 諸制度と周辺諸国>より







九品中正法→科挙
魏晋南北朝時代には貴族政治を支える九品中正法(九品官人法)が官吏任用制度であった。の時代、三省六部を支える官吏の任用に当たってはが始めた科挙という試験を推進した。これは才能本位の人材登用法であったが、一方では貴族の子孫を優先的に登用する制度がまだ残っていた。科挙出身者中心の官僚政治体制となったのは10世後半以降の王朝の時代である。


均田制・租庸調制→両税法
魏晋南北朝の一国である北魏の時代からの中期までずっと、王朝が民衆に田地(=口分田・永業田)を支給し、その税として収穫・労役(=調・雑徭)を納めさせる均田制が施行されていた。が、過重な税負担からの逃亡、人口増加、相次ぐ反乱や外敵の侵入もあって次第に運用が困難となった。そこで8世紀中頃に起こった安史の乱以降、唐は私有地を認め納税も簡素化した両税法に変更した。これは王朝の時代、16世紀中頃まで続く。


府兵制→募兵制
安史の乱以前の玄宗(9代目皇帝)時代までの唐の発展を支えたのは魏晋南北朝以来の均田制府兵制という兵農一致をなした両制度の運用であった。だが均田制の崩壊とともに府兵制という徴兵制度も崩壊し、代わって募兵制という傭兵制度になった。ちなみに、この制度が採用された8世紀中頃の玄宗の時代に唐は、イスラム圏に製紙法が伝わったことで有名なタラス河畔の戦いアッバース朝との間で起こして敗北している





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