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転職に成功する者@講演録:進路と『孫子』(39)

 ここで、転職に成功する人とはどんな人材かを説明しておきましょう。
 転職する人というのは、多くの場合、前の職場に何かしらの不満があるから辞めて転職を目指すわけです。この転職について一般的によく言われることの一つに、『転職しないほうがいい。不満があっても今の職場で我慢したほうがいい』という言葉があります。なぜ転職するなと言うのか。転職すれば、また昇進・昇給の階段がリセットされて一からやり直しということになり、給料などの待遇面は下がるからです。前職と同等の待遇を受けることはあまりないということです。それどころか、さらに悪化していくことになる。たとえば、35歳の時点で前の職場にそのままいた場合の給料と、転職して35歳になったときの給料のどちらが上かというと、前者が上ということが多いのです。しかも、年齢を重ねれば当然、転職口そのものが少なくなるということがあります。多くの職場では同等くらいの能力なら、若干の見劣りはあっても若い方を採用するという方針を取っています。その理由の説明は不要でしょう。ですから、転職する人は次の仕事を得るため、職がないよりはマシということで、職場の条件を下げてくる。どうしても前職よりさらに不満のたまる職場で雇われることになる。そしたら、また辞めてしまう、といういやなサイクルを繰り返すのです。もしくは、自分の人生の充実を諦めることになるでしょう。
 その一方で、少数ながら転職に成功する人がいます。前職と同等もしくはそれ以上の待遇を勝ち取って転職する人はいます。この成功する人と先ほどいった成功しない人との差は何でしょう。それは前職で抱いた不満の処理の仕方です。
 先ほど、転職する人というのは、多くの場合、前の職場に何かしらの不満があるから辞めて転職を目指す、と言いました。その多くは前職の不満をそのまま前職での仕事ぶりに反映しているのです。当然といえば当然ですが、不満があるような職場ですからその人にとって仕事も面白いはずがありません。だから、成果が出ないのです。
 でも雇う側からすれば、前職で成果を出さなかった人が魅力的に写るはずはありません。だから雇わないのです。結果的にそんな人でも雇おうとするのは、前職よりランクの落ちる職場ということになるのです。だから、転職で待遇が下がるのです。
 ということは、転職で成功する人というのは前職で成果を上げた人材です。もちろん、そんな人でも辞めるからには何かしら不満があったのでしょう。それでも成果をあげたということは、職場への不満という感情、はい、また感情が出てきました、そういうマイナス感情は脇において、いやマイナス感情があるからこそ、それとは逆に仕事に打ち込んで成果を挙げたのです。どんな仕事であれ、頑張ったのです。


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饗庭 悟 : AEBASATOL

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