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公務員試験対策:予備校に通う(学内講座に参加する)か、独学か

 この話題については多くの方が語っておられるし、私自身も以前に当HPで書いた。が、ここでの論考はあくまで現実の整理に徹しよう。


 私は大学受験予備校にも長く関わってきた。そこでも常に発言していたのだが、どんな学問・学習であれ、紙の上だけで成り立つ勉強は独学できる。さらに、その勉学対象が多肢選択方式の筆記試験対策なら、答案を正確に採点するプロフェッショナルを必要としないから、なおさら独学は可能だ。大学受験でいうなら、私大文系・理系のほとんどの受験生なら独学可能ということだ。

 詳述は避けるが、むしろ独学の方がコスト・パフォーマンスがいい。ただし、独学の効率の良さを現実のものとするには、「確固たる方法論と強靭な精神力」が必要だ。前者はまだ書籍などから得やすいかもしれないが、後者は自己をコントロールする強い自制心と、孤独な勉強に耐えられる安定した感情が必要なので、それなりの人間力が要求される

 そのためであろう。現実は多くの人が予備校などに通う。公務員志望者も多くは予備校や学内講座に参加する。


 それでも、『予備校か独学か』という命題が公務員志望者の一度は考えるテーマになっているのはなぜか。それは少数派とはいえ、独学して公務員になった人が現にいるというのが理由のひとつであろう。

 しかしながら、その人たちの実態を見ると、何も先に挙げた「確固たる方法論と強靭な精神力」を持ち合わせている人、つまり「戦略的に独学を選んだ人」というのではなく、むしろ止むを得ず独学を選んだ人が多いようだ。

 では、それはどんな人たちであろうか。列挙してみよう。

タイプ1 経済的理由で予備校に通えない人

タイプ2 仕事・バイトをしていて通う時間がない、あるいは通える範囲内で予備校や講座がない、といった物理的な理由で予備校に行けない人。

タイプ3 公務員への挑戦が2年目(あるいはそれ以上)なので、講義を受ける必要性を感じない人。

タイプ4 過去の体験から予備校に不信感をもっている人、またはそれへの支払い方法からリスクを感じている人。

 ただ、戦略的に独学を選んだ人(タイプ0)であれ、タイプ1~4の人であれ、独学できるのは多肢選択問題までで、面接・討論・小論文などのいわゆる『人物試験対策』は当然独学できない(特に討論は)。

 独学を選んだ人の中でタイプ0と3の人なら、人物試験対策だけ何らかの講座に通いたいと思うであろう。一方、タイプ1の人でも人物試験対策だけならお金も少額で済むから講座に通うかもしれない。また、タイプ4でも経済的リスクが最小限で済むので通うかもしれない。残りのタイプ2でも、人物試験対策だけなら時間はかからないから講座に通うかもしれない。

 ところが現実として、予備校は人物試験対策だけをバラ売りすることはない。予備校については All or Nothing、つまり筆記試験対策も含めたセット(コース)で授業料を払うか、予備校に通わないか、そのどちらかということになる。しかもその支払いは月謝方式ではなく契約方式なので、一括払いであれ分割払いであれ、一度申し込めばそれ相当の金額を支払うことになる。タイプ1が予備校に二の足を踏むのはこれが理由である。また、予備校に通えば、『この予備校に来たのは失敗だった』と後で気づいてキャンセルしてもほとんどお金が返ってこない(最初の教材費などでお金がかかるうえに、気づいた時点で既に相当数の講義を受けているから)。タイプ4が予備校に二の足を踏むのはこれが理由である。


 もちろん、ほとんどの人が「確固たる方法論と強靭な精神力」を持ち合わせているわけではないので、経済的・物理的障害がないのなら予備校や講座に通うことになる。

 数は非常に少ないが、公務員の人物試験対策のみを行っている塾などもあるので、上記の独学を選ぶ人は近くに運よくそういう塾があれば、そこに通うことになる。

 その数少ないものに、私の主宰するワークショップも含まれる。

プロフィール

饗庭 悟 : AEBASATOL

Author:饗庭 悟 : AEBASATOL
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aebasatol@yahoo.co.jp

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