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OUTTAKE まえがき

まえがき ~書店でこの本を手にしている方へ~

 今この問題集を購入すべきかどうか考えている君が、この『まえがき』を最後まで読んだだけで、『文章理解』について一つコツがつかめるよう、この文章は書かれてある。たとえ君と縁がなかったとしても、この書を手にしてくれたお礼として、このプレゼントを受け取って欲しい。

 この問題集の最大の特徴は、本格的な大学受験を経験したことがなく、したがって英語長文読解や現代文読解を苦手としている公務員志望者でも力をつけられるよう、一から手ほどきをしてある点にある。もちろん、本格的な大学受験経験者なら、より早くその実力を高められよう。
 本書の目的はまず、当シリーズ全体のコンセプトでもある、「スピードの追求」である。よって、正確に解答を導き出すのはむろんのこと、その作業をより速くこなす方法論を提示する。
 そのために本書では、その作業の一挙手一投足、読解の際の目の動き、手の動き、心の動き、全てを規定してある。称して「作法」という。茶道の作法のように、一連の流れる動きをすべて定めてある。よって、茶道の美しい所作のように、君の解答作業は正解に向かって速く美しく流れるようになる。立ち読みでも、ここまで読めば十分に、本書がタダものではないことが理解できるであろう。だから、本書片手にレジへ向かうべし。

 と言われても、まだ購入すべきかどうか迷うであろうから、本書自体の流れを説明しよう。第1章は基本の解説と例題である。ここで本書は君の「文章理解、最初の一冊」の役割を果たす。最初に解答の方法論、つまり「作法」を示す。次に例題の過去問にチャレンジしていただき、その後に「最低限の知識」を伝える。それを称して「論理形式」という。
 第1章の最後は学習の方法論、日々の学習における注意を示す。すなわち、問題を解き答え合わせを行った後、どのようにフォローして実力を高めるべきかについて述べる。合わせて、選択肢はいかにして作られるかを問題作成者の立場で解説する。補講として、いわゆる『裏技』についても述べる。ほら、だんだん買いたくなってきただろう。
 第2章からは演習である。ここで本書は君の「数をこなして経験値と実力を高めるための問題集」という役割を果たす。第2章と第3章において、文章理解問題の大部分を占める、現代文・英文それぞれの『内容一致問題』『主旨(趣旨・要旨)把握問題』を演習。それ以外のマイナー問題である『空欄補充問題』『文整序問題』、そして古文は各々第4章と第5章で解説する。最後に学習の便宜を図るべく、英単語索引も付してある。なお、「作法」と「論理形式」のまとめは、このまえがきの前に掲載してある。

 さて、君はこの『まえがき』の第3段落に『まず』という言葉があったのを覚えているだろうか。さぁ、ここで一度視線を止めて第3段落まで視線を巻き戻しして、その後、目印を頼りにここへ戻って来い。さぁ、確認だ。★★(戻ってくる際の目印)★★。戻ってきたか。続きだ。『まず』があるということは『次に』があるということだ。『まず』を強く認識し、『次に』を心に待って読み進める。読解とはこのような作業を指す。そうするからこそ、ポイントの見落としがなくなる。読解するコツの一つだ。

 それで『次に』挙げたい本書の目的だが、それはここで説明されていることが、小論文はもとより、面接や集団討論にも応用できるということを理解してもらうことである。いや、もっと広く、「相手からの情報を受け取る」「自分の言いたいことを的確に相手へ伝える」という行為は全て同じ仕組みだということを理解して欲しい。文章理解で出題された文章の筆者であろうとも、採用説明会で官庁のPRをする公務員でも、面接や小論文でアピールする君であろうとも、やることは同じということだ。

 およそ愚か者の特徴として挙げられるのが、近視眼的であること。ひとつのことを聞けば、そのひとつのことでしか使えない人間のことだ。成功する人間は視野が広い。ひとつ良いことを学べば、必ず他にも応用する。その方が能率的で、経験値も上げやすいからだ。
 本書は英語でも現代文でも古文でも同じ一つの方法論で説く。もちろん、それぞれの特徴を踏まえた微妙な違いはあるが、「言語をもって何かを伝える」という行為には、どの言語であれ一定の共通点があるということを示す。そのことが君の思考を覚醒させ、文章理解のみならず人物試験でも、「作法」を身にまとわせよう。それが結果的に、君の一番望むものを君の手にもたらす。もちろんこれこそが、本書の究極の目的である。

※注 ~ 初期の案に基づいて書かれたまえがきですので、実際の本書の構成とは異なります。
プロフィール

饗庭 悟 : AEBASATOL

Author:饗庭 悟 : AEBASATOL
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