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現代文OUTTAKE(1)国税など(現国家専門職)・平成22年度・『われわれの社会は、意思決定の正統性を』

 内容把握の問題。
 第1段落を見終えた段階で、まず探知機が作れそうなのは中ごろの、「しかし」「われわれが(直面しているのは)」と○囲いすべきところからはじまる長い一文。手順としてはここから「人々の生き方や価値観を組み込んだ倫理的判断が要求される状況」という探知機で選択肢照合をかけるが、これがまったく引っかからない。
 というわけで、この段落でもう一つ探知機が作れそうなところ。「だけでは」「むしろ」「必要」と○囲いポイントがそろっている最終文で探知機を作る。

<探知機 2> 「専門家と行政だけでは不十分。「関心あり憂慮する人々」と協働で、社会的判断としての合意を形成することが必要。」



 この探知機で選択照合をかけると、まず肢1が「複数の専門家集団」とあるので、×だとすぐにわかる。肢2は探知機の前半に引っかかっている。少々物足りないが、正解選択肢候補だ。
 肢3は「関心あり憂慮する人々」という言葉だけが引っかかっている。それは肢5も同様。ただ、肢5は専門家との間に「役割を明確に分けていく必要」とあり、探知機の「協働」と一致しているとは言えない。矛盾とまでは言えないまでも、積極的に選ぶ理由にはならない。
 肢2と肢3に絞って検討してもよいと思うが、改めて探知機2を作った文脈を見ても肢2はピッタリはまっている。肢2の「公共的価値を実現」と「社会的判断としての合意を形成」とは同義でもあるので、ここで正解を決めて、以下の段落を無視してよかろう。
 ただ、日本語はどうしても文末のほうに意味の重きがある。その文末に「合意形成が必要」ではなく、「不十分である」という言葉をもってきている肢2を選ぶのに抵抗があるかもしれない。もしそうなら、肢3の「「関心あり憂慮する人々」は科学技術の暴走を食い止める必要がある」で逆探知をかけることになるが、これがまったく引っかからない。代わりに、第2段落で彼らの「社会的価値観のもとで~考察する倫理的責任」について言及している。普通に読解すると、それがわかるのだが、むろん文章理解科目においてそこまで読解する必要はない。

〔 正答 2 〕

ワンポイントアドバイス

 肢3はその内容からして何となく書かれていそうな内容だから注意が必要だ。P.34の不正解選択肢のパターン③を見直すべし。


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饗庭 悟 : AEBASATOL

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